酔狂して死んで笑ってやるんだ
昔は死にたいと願う人の気持ちが分からなかった。
居たいと思う場所を無くしてようやく理解した。
コンビニの白いボックスの片隅で氷を被っているソフトクリーム。
プラスチックの中にギチギチに詰まった冬。
ビビッドな青い髪色で冬を越したかった。
人間にとってのほんとうの自由というものは、生まれてから死ぬまで一度たりとも訪れない。
汚い街並みを我が物顔でゆっくり歩く鳩。
わたしの背中の方が曲がってる。わきまえてるんだよ。その分。解らなくていい。
こういうシステムの中での生が前提となるのであれば、人間に高い知能なんて要らないんじゃないか。
なんにも知らない方がよかった。
義務ってあといくつあるんですか?
正しい愛の中に埋もれていたかった、探しても分からない、考えて考えてそのうち痩せ細って老いていく。怖くなんかない。虚しいだけ。胎児に戻りたい。愛される喜びを知らなければ愛されない悲しみを知ることも無かった。どんな事にも言える。余計煩雑だ。無駄な共通点を作らないでくれ。解き明かせるかと期待してしまうから。叶わない夢を見せることが一番残忍な行為だ。心の殺人だ。
汚くならないと生きられない。好きでやっているんじゃない。こんなのが清貧な訳がないでしょう。こんな人生。蜘蛛の糸も垂れない。病んでるって括らないでほしい。そんなのじゃない。命題を与えてほしい。もしくはとびきりの愛を。
なんの為に生まれた?