ことば
よく、ことばには魂が宿っていると言う。
俗に言う言霊を、わたしは信じてる。
というより、ことばが思い込みを生み、思い込みが頭の中で真実味を増していき、現実が引き寄せられる、というメカニズムの存在を信じている、の方が正しいのかもしれない。
有名なアイドルが「今日もかわいい♡」って毎日鏡を見て言って、実際にかわいくあり続けているというエピソードが好きで、わたしも毎日自己肯定をすることにしているけど、やってみると案外難しい。
せっかく朝自己肯定をして家を出ても、職場でどんよりした空気に飲まれてネガティブになったり、些細なミスでも指摘されたら落ち込んじゃって引きずってしまう。
なんか思い出すとつらくなってくるな。
きっと元から自分に対してなにか指摘されるのがすごい苦手だ。
自信ありすぎて他の人なんかに言われたくないのか、自信なさすぎてもうこれ以上言わないで、なのかは最近よくわからなくなってきた。
というか、「自信持って」と「社会人は常に自責で考えて」「常に謙遜の姿勢で」って相反してない?
わたしなんかまだまだです〜ってずっと言ってたら、頭がそう認識しちゃって心から自信持てない人間になっちゃいそう。
いち会社員だからってうまく飼い慣らそうとしやがって…
「謙遜はするし、自責で考えられるけど、つねに自信はある、それがわたし」
という風になりたいな。
鏡に向かって毎日言おうかな。
それならもうちょっと推敲して短くするべきか。
ことばってすごく影響力ある上にナマモノだから好き。
大切にとっておかないと腐って変質しちゃう。
腐り果てたらどんなことばも大体同じようなものになってしまう。
冷凍してもいつまでもは保てない。
できたてが1番美味しいし、奥に隠し味が入っているかも。
失物だからこそ良い。
よく咀嚼して味わっていきたい。な。
すこしでも多く素敵なことばを血肉にできますように。